水性特殊二ス「アキュア」シリーズ 取扱説明書
お取扱に際しての注意点
撹拌について
ゴールド、シルバー、パールは経時とともに沈殿が進行します。使用する前には太い撹拌棒で撹拌してからご使用下さい。
撹拌の手順としてまず始めに撹拌棒で顔料を上下にゆっくりつぶしながら撹拌します。顔料がある程度つぶれて柔らかくなったら円を描くように撹拌します。最初から速く撹拌すると顔料が分散しきれず、塊が出る恐れがあります。再利用するときも同様の方法で撹拌して下さい。撹拌後インキだまりが残っているようでしたら金網フィルター(60メッシュ程度)を通してからご使用下さい。
印刷紙について
表面の粗い紙(上質紙、マットコートなど)に印刷するときはインキが転移しづらく、版に堆積することがあります。平滑性のある紙を使用するか紙の目止めにメジュームを印刷して下さい。
希釈について
水性ニスは25±5秒(ザーンカップNO.4離合社 水温25℃)に設定しています。粘度を落とすときは水を加えるか、乾燥を速めたい場合は水とIPAを1:1から1:2に調整したものを加えて下さい。
品質保証・保管について
品質保証期間は5~28℃の冷暗所保存でシルバーとパールは6ヶ月、ゴールドは3ヶ月です。経時により光輝性が劣りますので、できるだけ早めにご使用下さい。
シルバーは顔料のアルミニウムと水が反応して水素ガスを発生し、容器が膨脹することがあります。シルバーニス納入後、ペール缶のフタを一度開けガス抜きをして下さい。
ニスを保存するときはペール缶のフタをして密閉状態にして下さい。
洗浄について
洗浄については最初に水で洗浄して下さい。ニスの落ちづらい部分についてはエタノールまたは市販の中性洗剤で洗浄して下さい。版の洗浄にジクロロメタンなどの強い洗浄剤を用いますと版が膨潤しますので使用を避けて下さい。また、アルカリ性の強い洗浄液を使いますとシルバーと反応し、熱を生じることがありますので注意して下さい。廃液につきましては法令に従い、産業廃棄物処理業者に依頼するなど、適正に処置をお願いいたします。
その他
他の水性・UVニスと混ぜると溶剤ショックを起こすことがありますので、注意して下さい。
皮膚にニスが付着して放置しますとかぶれを生じることがありますので保護具を身につけて下さい。詳細につきましては、製品安全シートを必ずお読み下さい。
金銀ニス変退色、保管、後加工について
高温多湿時の印刷や保管
金銀ニス保管時や印刷された紙に熱が加わることにより光輝性が劣化していきます。高温多湿の場所でのニス及び印刷紙の保管は避けて下さい。
貼り加工による密着不良
印刷後貼り加工やプレスコート加工をする際、金銀ニスの盛り量が多い場合、金属粉の浮き(リーフィング)によって密着しないことがありますので事前にテストをして下さい。
貼り加工後の斑点の発生
印刷後貼り加工やプレスコートをする際、加工温度が高く保管時も温度が高い場合、金ニスからガスが発生し斑点状に変色する事があります。特に加工後の保管で高温多湿の時期(6~9月)に巻き取り、棒積みの状態で保管した場合に多く発生します。加工・保管温度、湿度、印刷紙の種類により印刷紙のガスが抜けないことなどが複合して斑点が発生すると考えられます。印刷後は低温・低湿の場所に保管してから後加工をして下さい。
印刷紙による変色
酸性度の強い(pH2-4)の印刷紙及びインキの上に金銀ニスを印刷しますと、酸化による変色や溶解を起こす事があります。印刷紙表面や内部の酸性成分によって変色する他、印刷物を重ねて保管した場合に、金銀印刷面の上に重ねられた印刷紙の裏面により酸化や溶解が起こります。これらの酸化や溶解は高温多湿(6~9月)の条件下で更に促進されます。酸性度の強い紙の使用を避けて下さい。
溶解について
金銀ニスは、酸性・アルカリ性の薬品等で変色や溶解を起こします。特に食品関連で使用されている食塩水・酢などでも変色、溶解することがありますのでご注意下さい。
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